渡邊雄太、NBAグローバルキャンプで活躍

世界の有力プレイヤー相手に存在感

O-Mediaで追いかけている渡邊雄太選手が、今年のNBAドラフトで指名を受ける可能性のある世界の有力プレイヤーが集まるNBAグローバル・キャンプ2018に参戦。2試合に出場し、平均6.5得点、フィールドゴール成功率66.7%(6本中4本成功)、3Pシュート100%(2本中2本成功)、フリースロー100%(3本中3本成功)と、夢のNBA入りに向けてさらに希望を膨らませる数字を残しました。

このキャンプは、NBAが海外の有力プレイヤーを集めてその実力を測るイベント。今年はイタリアのトレビソで6月2日から5日にかけて開催されました。日本からは渡邊選手のほかに、U-18カテゴリーで田中 力選手も参戦していました(3試合で平均3.5得点、0.7リバウンド、1.7アシスト)。

渡邊選手は2試合目で特に際立った活躍を見せました(ボックススコア参照)。この試合で記録した12得点はチーム最高。しかもシュートミスが1本もなかった上、ファウルを誘いながら決めた3Pのチャンスでフリースローもきっちり決めて見せました。

5月19日にジョージ・ワシントン大(以下GW)を卒業した渡邊選手は、そのごブルックリン・ネッツとワシントン・ウィザーズのワークアウトに参加した後このNBAグローバル・キャンプに登場。また、その後6月9日にはアトランタ・ホークスのワークアウトにも参加する機会を得ています。GWでの最終戦で足首を痛めコンディションが心配されましたが、すでに本調子に近い状態なのは間違いありません。

いくつかのレポートによれば、NBAドラフト2018が開催される6月21日(日本時間6月22日)までに、渡邊選手はさらにいくつか、NBAチームのワークアウトに参加予定とのこと。2016年NIT優勝のキーマンとしての活躍、アトランティック10カンファレンスの年間最優秀ディフェンシブ・プレイヤー賞受賞とオール・カンファレンス・チーム入り(ともに2018年)など、GWでの実績は高く評価できるレベルであり、スカウトを目の前にしてのワークアウトで堅実な活躍を見せ続けている現状は、あまり現実的ではないとされるNBAドラフトでの指名への道を開く可能性もあると思います。

 

世界を舞台にした日本のプレイヤーたちの活躍は頼もしいばかり。しかし、飛躍を目指して戦っているのは渡邊選手や田中選手だけではありません。

6月29日に千葉ポートアリーナで開催される2019FIBAワールドカップアジア大陸予選では、男子日本代表がオーストラリア代表を迎え撃ちます。さらに女子日本代表は、9月にスペインで開催されるFIBAワールドカップ本番に向けたチーム作りに余念がありません。ぜひ注目して応援しましょう。

Takeshi Shibata/O-Media

 

NBAグローバル・キャンプストリーミング映像

渡邊選手1試合目

https://www.facebook.com/nba/videos/10156581889768463/

渡邊選手2試合目

https://www.facebook.com/HallPassMedia/videos/10155095261136618/

田中 力選手3試合目

https://www.facebook.com/nba/videos/10156588258513463/

2試合目のボックススコア。渡邊選手の12得点は所属チームの最多得点
2試合目のボックススコア。渡邊選手の12得点は所属チームの最多得点